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PIMソフトウェアの
意外な活用法3選

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PIMソフトウェアの意外な活用法3選

PIMはどのように活用されていますか?

商品情報管理(PIM)は、数十年にわたり小売業者、ブランド、および流通業者が印刷カタログ作成に使用してきたツールであり、企業が商品情報を一元管理し、情報をより充実させるための支援を行います。

2000年代初頭にEコマースが本格化し、さまざまな顧客接点への商品情報の配信が必要とされるようになり、PIMの導入も広がっていきました。

その後、オンライン小売業は進化を続け、PIMの活用方法も変化してきました。ソーシャルコマースの増加やGS1バーコード規格の開発、クラウドベースのソリューションの普及などが、現代のPIMの活用方法の一部です。

ここでは、PIMの活用例を3つご紹介します。

1. ソーシャルコンテンツ

小売業にとって、世界人口の約45%にあたる約35億人が利用しているソーシャルメディアは、貴重な販売チャネルです。これらのサイトでショッパブルコンテンツを共有することで、ブランドの商品は、利益につながる可能性のある膨大な数の視聴者の目に触れることができます。Instagramのユーザーの3分の1は35歳以上であり、驚くべきことに、TikTokのユーザーの4分の1以上は25歳以上です。

こうしたサイトでは、ユーザーがスクロールしている動画や写真に直接商品へのリンクを追加することで、シームレスな購買体験を提供しています。そして、ユーザーが購入までに必要なステップが少ないほど、購入する可能性が高まります。

ここで、PIMが非常に重要な役割を果たします。PIMは、最新かつ正確なビジュアルアセットとそれに関連する商品情報をInstagram、TikTok、Facebookなどに配信し、最も魅力的なショッピングコンテンツ体験を提供します。

2.特有の識別子

Nielsen社によると、毎年平均30,000個の新製品が発売されています。ブランドや小売業者がブランド名、拡張ライン、アイテムの説明、およびその他の関連情報をすべて把握することは事実上不可能です。メーカーから流通業者までのサプライチェーン全体で使用されているGS1のGTIN(商品識別コード)は、商品を識別、測定、追跡するための一意の数値を表すバーコードです。

GTINは、GS1 Global Data Synchronization Network(GDSN)の参照番号であり、世界中の企業が高品質で標準化された商品情報を共有することができます。重要なのは、Amazonを含む多くの小売業者がGTINを必須としていることです。GTINがなければ、巨大なEコマース市場で商品を販売することはできません。

幸いなことに、ほとんどのPIMシステムはGDSNデータプールと統合されているため、ブランドは全商品のGTINを管理し、GS1のデータ品質要件に確実に準拠することができます。

3.クラウド PIM

アジリティ(俊敏性)の向上とコスト削減を目指して、柔軟性、軽量性、拡張性に優れたクラウド型SaaSソリューションを利用する企業が増えています。これは迅速に規模を拡大し、市場機会を最大限に活用したいと考えているブランドや小売業者にとっても例外ではありません。

クラウドベースのPIMはSaaSソリューションとして提供されるため、必要なリソースは最小限に抑えられ、基本的にはすぐに使用でき、価値を生み出すまでの時間を短縮できます。また、拡張性もあり、企業の成長に応じて新しいサーバー容量やITスペシャリストを追加する必要なく、月額の運用費用として管理できます。さらに、メンテナンスもほとんど必要ありません。クラウドベースのPIMソリューションはリモートで更新できるため、ITの介入を必要とせず、常に最新かつ最も効率的なバージョンを利用できます。

もちろん、クラウドの真の魅力は、従来のオンプレミス型のテクノロジーとは異なり、いつでもどこでもアクセスできることです。このアクセス性は、テレワーク状況において特に重要視されており、パンデミックの影響で多くの企業がハイブリッドなワークスタイルを継続する見込みですので、今後もその傾向は続くでしょう。

PIMが初めて登場してから、小売業界を取り巻く状況は大きく変化しています。進行中のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みにより、この変化は将来にわたって続くと考えられます。PIMのアプリケーションも変化し、PIMシステムへのアクセス方法や導入の方法も変わってきています。しかし、こうした変化がどのようなものであっても、PIMがブランドや小売業者にもたらす価値は変わることはありません。

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