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デジタル変革の加速を促す、3つのキーワード:
商品データの一元化、プロセスの
最適化、データガバナンス

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デジタル変革の加速を促す、3つのキーワード:商品データの一元化、プロセスの最適化、データガバナンス - #PXSummit2019
Produt Experience Summit Tokyo 2019 開催レポート 後編

2019年10月24日、GINZA SIX ・THE GRAND GINZA にて開催された、「Product Experience Summit Tokyo 2019」。Forrester が選ぶ商品情報管理(PIM)リーダーであるコンテントサーブ が主催し、PIMコンサルから実装・運用支援を手がけるデジタルエージェンシーやPIM導入を進める先進企業のデジタル戦略を統括するビジネスリーダーたちをお迎えして、日本初の「PIMにフォーカスしたサミット」が実現しました。

テーマは「Powering Your Digital Transformation」- デジタル変革を加速させる包括的なデータの管理・パーソナライズされた体験の創出。「日本における多くの経営者が、5年前に比べてデジタルトランスフォーメーション、顧客体験への意識が高くなっている。皆様の会社において進められている様々なデジタルトランスフォーメーションに係る取組・施策、いずれの目的を達成するためにも、Contentserv が強力な武器となる」と、Contentserv Japan 代表 渡辺のオープニング挨拶で幕を開けた「Product Experience Summit Tokyo 2019」。

株式会社Contentserv 代表取締役 渡辺 信明

 

キーノートを含む7つのセッションでPIM先進ベストプラクティスを紹介しました。サミットで提起された様々なキーワードがありましたが、これからPIM導入を検討する企業、PIM導入支援・連携ソリューション提供を検討する企業の皆様に、マーケティングの重要性とマーケティング強化におけるPIMの役割 - 「商品データの一元化」、「プロセスの最適化」「データガバナンス」の重要性といった3つのキーワードを中心にお伝えできたかと思います。

すなわち、グローバルでの競争、eコマースの強化を始めとするデジタル変革に向けた戦略において、課題の整理から始め、散在する「データの一元管理」、最も重要なステークホルダーたちを関与させ、「プロセスの最適化」を図り、最新の正しいデータを確保する「データガバナンス」のプロセスを定義することが重要です。レポート後編では各セッションの印象的な「メッセージ」を中心にお届けします。

「PIMプロジェクトはマーケティング部門がオーナー」

グローバル製造業のお客様のContentserv 導入プロジェクトにおいて成功要因は何だったのでしょうか。その1つは「マーケティング部門をオーナーとした推進体制」だったと、株式会社エクサの遠入 芳孝氏が説明。 Contentserv PIM に対するお客様の評価を含めてPIMプロジェクトの難しさと対応のキーポイントなど、お客様に寄り添ったSIer視点で語っていただきました。

 

株式会社エクサ エンタープライズビジネスユニット プロフェッショナルコンサルタント 遠入 芳孝氏

 

「組織は縦であると割り切る」

日本を代表するスポーツブランド「Mizuno」のグローバルでの統一ブランド戦略を支える製品情報管理基盤を含むデジタルプラットフォームの整備。様々の課題があった中、芹澤氏が辿り着いた答えとは。芹澤氏が「組織はどうしても縦である。プロセスは横に流れていくので、各部署にプロジェクトの理解者を付けて、プロセスにシステムに合わせていくことが重要」とプロセス最適化の重要性を強調しました。

ミズノ株式会社 総合企画室グローバルデジタル統括室マネジャー 芹澤剛氏

 

「印刷チャネルはデジタルコミュニケーションの一部である」

製造業を中心にカタログ制作の業務効率化が大きな課題の一つです。ヨーロッパ地域を中心に連携ソリューション事例が最も多いContentservとpriint社。priintの印刷自動化ソリューションをContentservと連携することで実現する生産性の向上、コスト削減はもちろん、データガバナンスのメリットについて紹介し、「年に1回発行する製品カタログの制作に3ヶ月間をかけている場合、プロセスを自動化すべき」と強調。また、「デジタルプリントがデジタル法に準拠してリアルタイム・オンデマンド、高度にパーソナライズされたコンテンツを提供する時代になっており、印刷チャネルもデジタルコミュニケーションの一部になっている」と説明しました。

ドイツ priint Group 創業者 Horst Huber 氏

 

「蓄積した価値ある情報の利活用で顧客体験の向上を目指す」

1913年創業、1927年から通販販売をスタート、サカタのタネのOBを活用したLINEによる園芸相談サービス「サカタコンシェル」など、常に時代の先を行く、お客様に寄り添った様々なコンテンツ戦略を成功させてきたサカタのタネ様。成功したコンテンツ施策で価値ある情報が蓄積してきているが十分に活用できていない現状において、栽培ノウハウを提供するミッションをもつ同社が進める次のステップとは。堤洋祐氏に、情報利活用の仕組みづくりの取り組み、Contentserv PIM導入に至った背景、意外と知られていないグローバル企業であるサカタのタネの歴史とともに紹介いただきました。

 
株式会社サカタのタネ 苗木球根統括部 課長 堤 洋祐氏

 

「EC強化、デジタルマーケティングで商品情報展開のスピードアップが求められている」

グローバルxデジタルマーケティングにおいてPIMを活用してどう変わるのか。PIM導入・運用支援実績が長いDNPならではの商品情報管理(PIM)取り組みの歩みを事例を交えて紹介いただきました。

大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 豊田 亜希恵氏

 

「スタートアップも大企業にチャレンジする時代」

商品情報を取り巻く環境について、菊池が「競争と業態、消費者の3つの変化」を挙げ、「クラウドファンディングを活用して良い商品を作ればスタートアップも大企業にチャレンジする時代」、「ミズノ様のようにメーカ小売、サカタのタネの堤様が述べたように食材から高度成長期を経て趣味の時代へ」と変化していると述べました。そこで従来のプロセスでは限界になっており、PIMソリューションのような仕組み導入が進んでいると説明。コンテントサーブが提供する次世代PIMの活用方法について、ミーレ社、edeka社、フランスのラコステ社が実現したブランディング統制、効果的なプロモーション管理、商品体験の事例を交えて紹介しました。

株式会社Contentserv ディレクター 菊池 智功

 

「データ化されていないデータが現場にある」

ネットワーキングパーティにゲストスピーカーとして、ローソンの経営戦略を牽引する秦野 芳宏 氏を招きました。パーソナライズされた体験が差別化要因となる今の時代、誰もが使うコンビニ「ローソン」が進めるマーケティング取り組みの中心は、やはり「データの活用」と、秦野氏が強調。販売実績、アンケートデータなど、データには様々な種類と量があり、そのデータを通じてお客様を理解することが重要と説明。例えば、特定の時間帯で特定の商品が何十個も売れたというような面白いデータがある場合、必ずその店舗に足を運ぶという秦野氏。「デジタルデータ」のみならず、このような「リアルのデータ」もあり、データ化されていない情報を含めたデータの活用がパーソナライズされた顧客体験を実現する鍵であることが伝えられました。

株式会社ローソン 理事執行役員、経営戦略本部 副本部長 (兼) 次世代CVS統括部長 秦野 芳宏 氏

 

デジタルビジネスリーダーたちが集まり、顧客体験を向上するためのBase camp、そこから山を登っていくためのアイディアとアプローチを共有した素晴らしい1日となりました。日頃コンテントサーブのビジネスを支えるパートナーの皆様、お客様が集まった「初」のContentserv  Partner Day、Contentserv User Meetup とも言えるネットワーキングパーティに参加いただいた皆様、ありがとうございます。

パーティの最後は 皆様の健康づくりの気持ちも込めて、ダイエット・フィットネスの目標達成をサポートするFitbit Inspire、デュアル周波数測定で細胞レベルの体の情報を分析するTANITA InnerScan Dual、筋肉を集中的に鍛えるSIXPAD Abs Fit 2が当たる、Lucky Number、Lucky time!

Product Experience Summit Tokyo 2019 にご来場いただいた参加者、スピーカーの皆様、協賛いただいたパートナー企業、メディア関係者、 GINZA SIX・THE GRAND GINZA 関係者の皆様、司会を務めた久保様、ご協力・ご支援ありがとうございました。

◼︎本サミットのレポート・キーノート編はこちら
これからのマーケターに求められる、優れた商品体験の創出 – #PXSummit2019

◼︎パートナー社であるEXAのブログリンクはこちら
イベント: Contentserv Product Experience Summit Tokyo 2019

 

優れた体験を実現する基盤


Contentserv 次世代 PIM

商品コンテンツとマーケティングコンテンツの一元管理、コラボレーション、オンライン・オフラインの全チャネルで展開し、コンテンツインサイトを踏まえてエンゲージメントを高めていくために必要な機能概要をご確認いただけます。