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商品体験ゲーム:Y世代とZ世代

商品体験ゲーム:Y世代とZ世代

2つの大規模なデジタル消費者グループの動向と、次なる世代とは

多くの企業は、Y世代(「Millennials(ミレニアルズ)」と呼ばれる80年代初頭から2000年生まれ)の消費や経済活動への影響を鑑み、この世代の研究に多くのリソースを費やしています。6000億ドル市場と言われるこの世代グループについて理解を深める一方で、さらに若いZ世代(ポストミレニアルズと呼ばれる1996年~2010年生まれ)にも継続的に注目しています。この若い世代には、年間440億ドルとも言われる、さらなる消費能力が見込まれています。

世代間のギャップがそれほど大きくないY世代とZ世代はひとまとめに考えられがちですが、さまざまな研究から、この世代の傾向と動機はまったく異なることが明らかになっています。

別々の道を行くY世代とZ世代

この2つの世代がどのように形成されたかを考えると、環境と彼らの親の世代という2つの大きな要因に行き着きます。

Y世代はベビーブーマー世代の親に育てられ、Z世代はX世代親に育てられています。ベビーブーマーは、自分のキャリアに非常に大きな価値を置いている、いわゆる団塊の世代という勤勉で目標志向が強いグループで、気が付かないうちに楽観的な考えのY世代の子供を育てています。

成功を収めた前任者(ベビーブーマーとX世代)がおり、急速に発展を続けるデジタル化の世界で育ったY世代は米国市場最も教育を受けたグループであり、要求や要望の強い世代です。またそれだけに留まらず、彼らの潜在的な消費能力は2020年までには1.4兆ドルに達すると見込まれています。

一方、Z世代は世界が政治的(9.11以降)および経済的(不況)混乱の時代に生まれています。そしてX世代の親に育てられており、Inc.によれば、この世代から多数の起業家が誕生しています。こうした理由からZ世代は、より現実的かつ実用的で、大学に進学するよりも起業家を目指す傾向にあります。

現時点では、彼らが支払う資金の大部分は両親の支出ですが、彼らは世帯の購買全体の93%に影響を与えているという研究結果を考えると、これは問題とは言えません。さらに2020年には、彼らがアメリカ消費者の40%を占めることから、詳細かつ個人的な彼らのニーズを把握する必要があります。

真のデジタルおよびモバイルネイティブ世代であるY世代は、画面操作が当たり前で、ミレニアルズ世代より集中力が短い傾向にあります。また、前の世代の傾向や噂も把握しており、それらと自分たちは関係ないと思っています。

職場においては、Y世代はチームや協力関係を好みますが、Z世代は競争や個人的な作業に傾倒しています。さらにZ世代はY世代と異なり、デジタルコミュニケーションよりも対面コミュニケーションを好みます。

Y世代とZ世代の買い物習慣に関する洞察:

参考:CouponFollowDanaCommunicationsVisionCriticalContently

彼らの接点

つながった「常時接続」世代の大部分を構成するこれらの若い世代は、オンラインエンターテイメントに重点を置いています。

Y世代とZ世代のエンターテイメント習慣に関する洞察:

参考:Lab42VisionCritical

 

両世代とも情報通で、多様なソーシャルメディアを通じてやり取りをしたり、経験をシェアすることを好みます。また、社会運動、独自性、真正性を支持し、著名人のファンになるのではなく、現実的に身近な「インフルエンサー」の周りに集まる傾向にあります。ショッピングで言えば、ともにオフラインまたは実店舗を好み、価格にも敏感です。

Y世代とZ世代に対する効果的なマーケティング手法とは

両世代を合わせた購買力は、2020年には3500億ドルに到達するため、企業は彼らの生活や仕事、趣味の場に合わせて事業を展開することが重要です。そして、物理的にどこにいてもモバイル機器を手放さない世代なので、マーケティング担当者は、魅力的で価値のあるプラットフォーム固有のモバイル体験の創出に注力する必要があります。最近の調査によると、彼らは基本的にオープンな姿勢であるため、あまり深く掘り下げる必要はなく、企業は彼らが望む経験を創造し構築することが可能です。

Y世代とZ世代が望むモバイル体験:

  • サプライズとチャレンジ
  • 同意に基づき、興味に沿うもの
  • 好みやアクティビティ、場所に適合するもの
  • 自己決定の感覚を与えるもの
  • 今すぐ実行し、保存して後で再開できるコンテンツがある

実店舗の何が彼らを引きつけるのか。

小売業者は、商品から経験中心のアプローチへの変換を求められています。ショッピングの今後は、消費者の購買活動における個人的かつ集団的な経験に左右されることを認識しなければなりません。Y世代とZ世代を店舗に引きつけるには、企業はAR/VRや360度ビデオといった旬の動画技術を活用することができます。また、これらの世代グループとの取引関係を構築するために、多様な支払い方法、魅力的な報酬プログラム、便利な配達や集配オプション、簡単な返品ポリシーなどの付加価値的な戦略を採用するのも一手です。

※本記事の内容は2018年11月28日更新の英語版ブログ記事の訳です。

The Product Experience Game: Gen Y and Z Edition

著者:May Arevalo Marketing Specialist