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2019年のファッション&アパレル業界の現況

2019年のファッション&アパレル業界の現況 

過去10年間において売上を伸ばし続けた業界の1つと言えば、ファッション業界。しかし、The Business of FashionおよびMcKinsey社によると、デジタル化の影響によって、2019年は大きな転換期となるとされています。今日の変化の速い環境で成功するには、主要なファッション企業が消費者と同じスピードで、できれば彼らよりも速いスピードで進化する必要があります。

変革の必要性

確立されたブランドは、消費者行動の変化を認識するのみならず、新しい無名ブランドがファッション業界を支配しつつあることも認識しなければなりません。今日の消費者がより社会意識が高く、常に新しいことに目を向けています。この決定的な変化により、業界の成長率(3.5〜4.5%)が昨年と比べてわずかに落ち込みました。生き残り、そして競争力を維持するために、主要なファッション企業にはビジネスモデルとサービスの変革が求められています。

新参者の台頭

地域的に、主要なファッション企業は、2020年までに業界が減速する見通しを認識しています。その42%が今年中に状況が悪化する可能性があるという事実を受け入れています。

ただし、すべての地域が減速するわけではありません。中国はアメリカを抜いて世界最大のファッション市場となり、2022年までにインドは6番目に大きなアパレル市場になると予測されており、アジア太平洋(APAC)地域が急速に台頭しています。

ファッションセグメント、特にラグジュアリー品の競争力が高くなっており、業界全体の経済成長の97%は、わずか20社によってもたらされています。高級ブランドは、成長するAPAC経済とグローバルトラベル・観光の増加に支えられ、平均を上回る成長が見込まれています。

商品カテゴリーに関しては、スポーツウェアが引き続きトップで、続いてグローバルトラベル・観光の増加に起因してハンドバッグ類となっています。

柔軟性

ファッション業界では、オブザーバーの役割でもはや満足しないデジタル消費者の要求に応えるために、より柔軟性が求められています。デジタルテクノロジーを駆使する消費者は、参加者であること、そして自分が信頼するブランドとコミュニケーションをしたいと考えています。

消費者は環境に対して論争を呼ぶような政治的な立場を取っているブランドを信頼しているので、ファッション企業は、このような消費者行動の変化に素早く対応する柔軟性を持っていなければなりません。 業界のリーダーたちは、「サステナビリティ、公正性、透明性」を重要な戦略要素として受け入れる必要があります。

ファッション業界全体を見ると、不安定な状態にあります。主要なファッション企業の支配は、わずかな市場状況、テクノロジーのトレンド、消費者行動の変化ですぐに終わることも考えられます。これらの変化は機会をもたらす一方、リスクを伴うことも否定できません。こういったシフトと自己破壊に挑戦できるブランドのみが競争優位性を保ち、真の勝者となります。 

業界の主なトレンドとデータを次のインフォグラフィックでご覧ください。

 

※本記事の内容は2019年7月24日更新の英語版ブログ記事の訳です。

The State of Fashion & Apparel 2019

著者:Leslie Fernandes, Marketing Specialist