− Uzin Utz について教えてください。
Matthias Holder 氏:Uzin Utz(ウジン・ウッツ)グループは、世界的な床用製品メーカーです。タイルから寄木細工のフローリングまであらゆるものを提案できる7つの強力なブランドを世界規模で展開しています。
そのため、複数言語に対応しなければならないという点で非常に複雑です。また、様々な製品それ自体の複雑さもあります。7つのブランドで大規模な製品ポートフォリオを持っているため、製品データを効率的に管理する システムを必要としていました。
− Contentserv導入前の一番の課題は?
Matthias Holder 氏:PIMを導入する前は、製品データがあちこちに散らばっていて、社内は非常に混沌とした状況でした。製品データは、ソフトウェアもファイル形式もバラバラで、保存場所も別の会社や部門に分散していました。
技術部門にも、製品管理部門にも製品データがあるというような状態で、ご存知のように、それらがあちこちに散らばっていると、実際には同期を保つことができません。ですから、PIM導入で大いに助かったのは、これらすべてのデータを一箇所に集中化し、データの品質を向上できたことでした。
※インタビュー動画(英語)は、下記にてご覧いただけます。
− 対お客様で考えた場合の最大のメリットは?
Matthias Holder 氏:我々は床用製品に特化した化学会社であり、順守すべき法律があります。例えば、ブルーエンジェルやEC1 Plusなどの認証マークを、基準を満たす製品につけていますが、無効となったらすぐに外さなくてはなりません。その点において、PIMはプロセスを迅速化してくれるため、素早く対応でき、訴訟を起こされる心配もありません。
− 顧客体験はどう改善されましたか?
Matthias Holder 氏:製品データシート記載の情報の質をかなり高めることができたのが 非常によかったと思います。我々にとって、お客様が正確なデータシートをお持ちであることは大変重要なことです。
データシートは実際の建設現場で使われ、例えば薄層モルタルにはどのくらいの水を加える必要があるかを判断する際にデータシートを参考にするため、我々の製品をお使いになるすべての方に恩恵をもたらします。正確なデータシートが揃っている製品は、建設現場で使いやすい製品とも言えます。
− 次に見据えていることは何ですか?
Matthias Holder 氏:Uzin Utzグループの次の検討課題として、印刷物があがっています。例えば、現在実装しているContentservに直接接続するInDesign Cometプラグインを使って、カタログ作成プロセスを自動化できないか検討しています。そうすることで、新しいカタログ作成にかかる時間を効率化できるのではないかと考えています。
そして、もちろん「商品体験」です。
建設業なので、今話題のBIM(ビルディング インフォメーション モデリング)は避けて通れません。建築家のニーズに応えていく上で、BIMは非常に重要であり、私共の床システムを効率的に取り扱い、施工していただけるよう、簡潔で明快なソリューションを提供していきたいと考えています。BIMは間違いなく私たちの次の目標の一つです。
■ Uzin Utzについて
1911年に創業された世界的な床用製品のリーディングメーカーです。世界51カ国に拠点、21カ国の生産拠点を有する同社は、Uzin、Codex、Wolff、Arturo、Pallmanなど7つのブランドの製品を展開しています。
詳しくは、https://int.uzin-utz.com/をご覧ください。
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